オレたちゃ百姓

以前、茨城修業時代の仲間のYさんに誘われて、つくばで「さくら朝市」という小さな朝市をしていたことがありました。原発事故を受け「これ以上大地を汚すことなく、大地の恵みに感謝して収穫の喜びをみんなで分かち合う場を作ろう」、そんな思いを込めて立ち上げた朝市でした。つくばの中心部からはだいぶ離れたカリントウ屋さんの庭先でひっそりとやっていた朝市ではありましたが、毎回様々なワークショップを企画したり、福島から避難している人達と交流したり、小さいながらも内容の濃い楽しい朝市だったと思います。そして毎年秋には「収穫祭」ということで、少し規模を大きくしてイベント盛りだくさんの内容にしていました。その時は実行委員メンバーで「百姓ズ」というバンドを結成し、歌を演奏したものでした。そしてある時この朝市のテーマソングを作ろうと思い立ったのですが、ボクは詩を書くのが苦手。そこでこの朝市の実行委員長的存在だったYさんに書いてもらう事にしました。
この朝市は僕らの思いがたっぷりと詰まった朝市です。そのテーマソングなのだから、感動的な熱血バラード調に仕上げようと思っていました。きっとでき上がる詩も「伝えたい、伝えたい、この大地、命、愛、いつまでも…」というような雰囲気のものになるんだろうなと想像していました。
ところが、ある日メールで詩が送られてきたので見てみると…。

 おれたちゃ じょうもん じょうもん うほっほほ うほっほほ
 汗をながして 耕す 耕す うほっほほ うほっほほ
 背中にギラギラ たいよう たいよう
 つくばさんに夕日が落ちる ほんとの祭の始まりだ
 いのちの祭の始まりだ

な、な、なんじゃこりゃ~。予想していた詩とはだいぶイメージが違っていたのでビックリ。でもひるんでいるわけにはいかない、曲をつけねば…。
そしてけっこう頑張って途中まで作ったのですが、どうしても詩の長さと小節の数がうまく合わず期日までにまとめることができませんでした。そして残念ながらお蔵入り(結局、Yさんがこの詩に自ら曲をつけ完成させました)。
でもなんかもったいない。ボクが作ったものもせっかく途中までできていたのに。詩を書きかえれば曲になるのでは?
そして詩を大幅に書き換え、新しい曲を作ることにしました。
そしてでき上がったのが、この『オレたちゃ百姓』です。
百姓として自然と共に生きることの喜びや誇りを表現したつもりです。

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オレたちゃ百姓

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

オレたちゃ百姓 
クワを振り ウネを立て 種をまく
照りつける太陽
汗をふき シャベル振り、堆肥をまく
大地を風が吹き抜ける
果てしなく広がる青い空
草のにおい
鳥のさえずり
森が揺れてざわめく woo…

オレたちゃ百姓
鎌を振り 草を刈り 苗を植える
今年も豊作
イモを掘り 葉をつみ、実をもぎる
恵みの雨が大地をたたく
まぶしく輝く新緑の里山
土のにおい
芽吹くいのち
田んぼの蛙が騒ぎ出す woo…

オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
ずっと百姓
ずっと百姓
ずっと百姓
ずっと百姓




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by muto-farm | 2018-02-11 22:56 | Comments(0)