権現ボッカの歌

サラリーマン時代はとにかく山が好きで、体力とお金の続く限りほぼ毎週山に行っていました。
都会の暮らしにどうも馴染めず、週末になると逃げるように山へと出かけました。
山に行くととてもホッとしました。そしてここに来ると本当の自分に戻れるような気がしました。
週末だけでなく365日ずっと本当の自分でいたいな。やがてそんな事を思うようになり、田舎暮らしを本気で考えるようになりました。
田舎で生計を立てていくためにはどうすればよいのだろうか。
当時はまだ農業は農家のせがれでなければできないと思い込んでいたので、農業は考えていませんでした。
これだけ山が好きなのだから、山と関われる仕事ができないだろうか。
そして、山小屋の主人、山岳ガイド、山岳ライターなどになる事を夢見ていましたが、やがてどれにもなれそうもないことに気づかされるのでした。
山小屋の仕事に興味を持っていた頃、週末に八ヶ岳のとある山小屋の手伝いをしていた時期がありました。
数ある山小屋の仕事の中で、荷上げが一番好きでした。かなり体力を使いますが、登山のトレーニングにもなりました。
ヘリコプターが降りられない場所にある山小屋には、人力で荷物を上げるしかありません。
背負子に食料などの入った箱をくくりつけ、運び上げるのです。
荷物が多いと、まるで荷物が歩いているかのように見える事から、荷上げの事を歩荷(ボッカ)といいます。
そして、そんなボッカをしている最中に作ったのがこの歌です。

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権現ボッカの歌

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

権現小屋へボッカだぜ
今日は30キロ担ぐぜ
俺もまだ老け込むのは早いから
さあガンガン登るぜ
まだまだバテはしないぜ

権現小屋へボッカだぜ
今日は2回登るぜ
俺もまだ若い奴にゃあ負けらんねえ
さあガンガン登るぜ
まだまだバテはしないぜ

霧の中から小屋が見えてきた
小屋番さんのオカリナが心地よく響く
あと少し頑張れば幸せが待っている
冷たいビールに
大盛チャーハン 大盛焼きそば
あゝ




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by muto-farm | 2017-12-01 01:18 | Comments(0)