チンゲンサイに愛を込めて

茂木町で有機農業を始める前に、実は1年間ほど茨城県石岡市八郷地区(有機農業のメッカ)で修行の真似事のようなことをしていた時期がありました。
豊かな自然に美しすぎる里山風景、どこまでも続く広い空、そして八郷を見守るかのようにそびえる筑波山。
ボクはサラリーマン時代から八郷が大好きで、会社を辞めたらここで農業を始めるぞ、と思いながらよくうろついたものでした。
八郷で農業をやるための家や畑を探すなら、まずはここに住んでしまった方が早いかも。
そんな風に考え会社を辞めたあと、八郷にあるとある施設で部屋と畑と田んぼを借り、有機農業や農的暮らしを目指す人たちと共同生活をしていました。

3年ほど前になりますが、その時一緒に暮らし一緒に学んだKさんが結婚することになりました。
結婚式に呼ばれ「何か一曲歌ってくれ」と頼まれましたが、その当時のボクの曲は暗い歌詞のものが多く、しかも結婚式にふさわしい曲がないのでどうしたものかと困っていました。
それならいっそ一曲新たに作っちゃおうかという事になり、彼の出会いのエピソードを根掘り葉掘り聞きまくり、それをそのまま歌詞にして前日に書き上げたのがこの曲です。
我ながらよく一日で、しかも仕事の合間の時間で完成できたなと思います。

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チンゲンサイに愛を込めて

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

果てしなく延々と続く草取り
まだまだとてもとても終りそうにない
そろそろ体があちこち痛くなってきた
でも彼の心はなぜかウキウキ
今日は図書館に本を返しに行く日なのさ
そうさ あの人に会える日なのさ
いつも閉館時間に遅れてしまい迷惑かけてるけど
あの人はいやな顔せずに微笑んでくれる

彼は今日もまじめに農作業をやりすぎてしまい
また閉館時間に間に合いそうもない
そうだ おわびにこれを渡そう
愛を込めて育てたチンゲンサイ
今日は図書館に本を返しに行く日なのさ
読みたい本があるわけじゃないけど また借りてしまう
「こないだのチンゲンサイとってもおいしかったわ」と微笑むあの人
それから畑で一緒に過ごすようになったとさ

北風が吹きつけるさみしい畑だったけど
今では二人の笑い声 明るくこだまする
彼は心の中でつぶやくのだった
春が来たんだ 春が来たんだ やっと来たんだ




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by muto-farm | 2017-11-25 23:39 | Comments(0)