オレたちゃ百姓

以前、茨城修業時代の仲間のYさんに誘われて、つくばで「さくら朝市」という小さな朝市をしていたことがありました。原発事故を受け「これ以上大地を汚すことなく、大地の恵みに感謝して収穫の喜びをみんなで分かち合う場を作ろう」、そんな思いを込めて立ち上げた朝市でした。つくばの中心部からはだいぶ離れたカリントウ屋さんの庭先でひっそりとやっていた朝市ではありましたが、毎回様々なワークショップを企画したり、福島から避難している人達と交流したり、小さいながらも内容の濃い楽しい朝市だったと思います。そして毎年秋には「収穫祭」ということで、少し規模を大きくしてイベント盛りだくさんの内容にしていました。その時は実行委員メンバーで「百姓ズ」というバンドを結成し、歌を演奏したものでした。そしてある時この朝市のテーマソングを作ろうと思い立ったのですが、ボクは詩を書くのが苦手。そこでこの朝市の実行委員長的存在だったYさんに書いてもらう事にしました。
この朝市は僕らの思いがたっぷりと詰まった朝市です。そのテーマソングなのだから、感動的な熱血バラード調に仕上げようと思っていました。きっとでき上がる詩も「伝えたい、伝えたい、この大地、命、愛、いつまでも…」というような雰囲気のものになるんだろうなと想像していました。
ところが、ある日メールで詩が送られてきたので見てみると…。

 おれたちゃ じょうもん じょうもん うほっほほ うほっほほ
 汗をながして 耕す 耕す うほっほほ うほっほほ
 背中にギラギラ たいよう たいよう
 つくばさんに夕日が落ちる ほんとの祭の始まりだ
 いのちの祭の始まりだ

な、な、なんじゃこりゃ~。予想していた詩とはだいぶイメージが違っていたのでビックリ。でもひるんでいるわけにはいかない、曲をつけねば…。
そしてけっこう頑張って途中まで作ったのですが、どうしても詩の長さと小節の数がうまく合わず期日までにまとめることができませんでした。そして残念ながらお蔵入り(結局、Yさんがこの詩に自ら曲をつけ完成させました)。
でもなんかもったいない。ボクが作ったものもせっかく途中までできていたのに。詩を書きかえれば曲になるのでは?
そして詩を大幅に書き換え、新しい曲を作ることにしました。
そしてでき上がったのが、この『オレたちゃ百姓』です。
百姓として自然と共に生きることの喜びや誇りを表現したつもりです。

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オレたちゃ百姓

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

オレたちゃ百姓 
クワを振り ウネを立て 種をまく
照りつける太陽
汗をふき シャベル振り、堆肥をまく
大地を風が吹き抜ける
果てしなく広がる青い空
草のにおい
鳥のさえずり
森が揺れてざわめく woo…

オレたちゃ百姓
鎌を振り 草を刈り 苗を植える
今年も豊作
イモを掘り 葉をつみ、実をもぎる
恵みの雨が大地をたたく
まぶしく輝く新緑の里山
土のにおい
芽吹くいのち
田んぼの蛙が騒ぎ出す woo…

オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
オレたちゃ百姓
ずっと百姓
ずっと百姓
ずっと百姓
ずっと百姓




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# by muto-farm | 2018-02-11 22:56 | Comments(0)

新規就農の歌

「サラリーマンを辞めて農業をやる」と聞いたら一般の人はどう思うのでしょうか?
「夢があっていいじゃないか」と言ってくれる人もいますが、「バカな事は考えるな。農業で食っていけるわけないだろ」と言う人も相当数いるでしょう。
ボク自身、農業で本当に食っていけるのかかなり不安で、なかなか決断ができませんでした。
当時はまだインターネットで豊富な情報を集められる時代ではありませんでしたので、雑誌などで新規就農した人の記事を時折見かけることはあっても、細かい経営スタイルや生活などを詳しく知ることはできませんでした。成功した人が少なからずいる事はわかりましたが、どうすれば成功できるのか。その辺の具体的なイメージがなかなかつかめませんでした。自分が越えなければならないハードルの高さや形がよくわからないわけですから、いっそう不安が募りました。でも一方で、どうしても農業をやりたい、挑戦してみたい、という気持ちも強く持っており、夢と不安に挟まれ悩み続ける時期がずっと続きました。
明日こそ辞める話を上司にしよう。そう思っていても朝になると急に不安に襲われ、やっぱりもう少し考えてからにするか、となってしまったことも幾度となくありました。ある程度責任のある仕事を任されていると、当然アルバイトを辞めるようには簡単にはいかず、一度辞めるチャンスを逃してしまうと次に仕事の区切りがつくまでは辞められなくなってしまいます。
一度しかない人生、好きな事を職業にして思いっきり打ち込もう。いや、それは無謀なことかもしれない。せっかく安定した収入を得られる職についているのにそれを棒に振るのか。それでもやっぱり自分らしさを取り戻し生き生きと暮らしたい。でも現実はそんなに甘くないはずだ。そんな自問自答を延々と繰り返しました。挑戦して後悔するか、挑戦せずに後悔するか…。少なくとも挑戦しなかったらあとで絶対後悔するのは明らかだ。あの時やっていれば、と必ず思うだろう。今までのボクの人生、あの時ああすれば、というようなことばかり。もうこれ以上は後悔を増やしたくない…。
そして6年悩んだ末、ようやく会社を辞めることになりました。辞める事が決まった途端、何だか自分でもびっくりするほどスッキリした気持ちになりました。
ちょうどその頃埼玉県小川町の友人M永さん達の、ダイズ畑を耕作しているグループに参加していました。会社を辞める事を報告すると、いよいよだね、おめでとう、生き生きとした顔になったね、頑張ってね、とみんなから激励の言葉をいただきました。その後M永さん宅で炬燵に入り雑談をしながらダイズの選別作業をしていたのですが、ふと押し入れを開けると中から一枚の詩が書かれた紙が出てきました。それはまさにその時の自分の気持ちにピッタリの詩でした。以前脱サラをして農業の専門学校に行っていたM永さんが、卒業間近に同僚のTさんから渡された詩だそうです。M永さんはバンドをやっていたので曲をつけてくれという事だったようなのですが、彼はすっかり忘れて押し入れにしまったままになっていたそうです。さっそくこの詩をコピーして持ち帰り、曲を作らさせていただくことにしました。そして半年かけて曲を作り上げました。ちなみに詩にはタイトルがなく、『新規就農の歌』というダサいタイトルはボクがつけたものです。

就農してから幾度となく変な夢を見ました。今でもまだ時々見ます。それは仕事に苦戦しながら「ああ、あの時なんで会社辞めなかったんだろう。農業すべきだったな」と後悔している夢です。そして目が覚め「ああ、オレ農家になったんだったよな。好きな農業毎日思いっきりやっていいんだよな。よかった~」と…。この夢を見るたびに農業をやれる喜びを思い出し初心に帰る事ができます。もしあのままサラリーマンを続けていたら…。きっとあの夢の中の自分のようになっていたんだろうと思います。

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新規就農の歌

作詞 玉木洋次  作曲 武藤俊郎

新しい時 新しい場所
すべてが 動き始める
土… 水… 風… 草木が 虫達が
この地球(ほし)の上で
夜明けから 日暮れ迄
生命(いのち)の中で 生命を燃やす
生命を奪い そして 生命を創造(つく)る
やってみなきゃ わからない
間違ってもいい しくじってもいい
やってみても まだ わからない
嘲笑われてもいい けなされてもいい
やれるかどうか なんかじゃなくて
やりたいから ただ やるだけ
keep on create Life together
いま 道を開拓く(ひらく)

やってみなきゃ わからない
間違ってもいい しくじってもいい
やってみても まだわからない
嘲笑われてもいい けなされてもいい
創造る為に 生きるんじゃなくて
生きる為に 創造る
keep on share Life with each other
いま 生命を創造る

永遠を 創造り続ける
永遠に………




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# by muto-farm | 2018-01-11 11:02 | Comments(0)

君のいない畑

農家のせがれでなくても農業はできる! これからはやりたい人が農業をやる時代に必ずなる! いや、もう既になっている!
ある農業セミナーに参加してこの事を知った時は、本当に衝撃的でした。
これはもうやるしかない! そう思いその日から本気で就農を考えるようになるのでした。
でも、農業と一口に言っても酪農、養鶏、稲作、花卉、野菜、果樹と色々あります。何をどこの場所でやるのか。これを決めなくては先に進めません。
新規就農についての本を片っ端から読み考えましたが、何をやればいいかどうしても決まりませんでした。
ある農業改良普及員の方から「あなたが一番大切に考えているものは何か。それを突き詰めて考えて行けば自ずと答は出るはずだ」とアドバイスをいただきましたが、それでも答は出ませんでした。

要するに自分は農業の事が何もわっかっちゃいないのです。もっと農業の実際を知らなくては。そう思い、週末に水戸の農業の専門学校で開催されている講座に参加することにしました。
偶然その講座に、山で何度か会ったことのある女性Kさんが妹さんと参加していました。
彼女たちはさらに学校内に畑を借り、たくさん野菜を作ろうと意気込んでいました。
「週末しか来れないから畑がちょっと広すぎるかも。武藤さん一部分やらない?」
「うん、面白そうだね、やるやる!」
「私たちは有機栽培でやるから武藤さん間違っても化学肥料なんか入れないでね」
「う、うん、わかった」
ちょうどその講座は「有機野菜づくり」のコースでしたので、講座で習ったことを畑で実践しようということになりました。
「これからは有機農業の時代よ」
Kさんは力強く言うのでした。
「ふ~ん、そうなんだ」
ボクは本当に無農薬で野菜がちゃんとできるのか、まだ半信半疑でした。
これがボクにとって有機農業との最初の出会いでした。
そしてボクはメキャベツを、種から気合いを入れて栽培してみました。
収獲できたメキャベツは小さくてみすぼらしいものでしたが、食べてみるとおいしいのなんの。世の中にこんなにおいしいものがあったんだ、と思うほどでした。
それからスーパーでもっと立派なメキャベツを買って食べてみたのですが、こちらはあまり味がしませんでした。
こんなに違うんだ。そうか有機農業か。どうせやるならおいしくて安全で胸を張って自信を持って売ることができるものを栽培したい。そう思い、翌年から有機農業のメッカである埼玉県小川町に月2回通い始め、ますます有機農業の世界に魅せられていくことになるのでした。

水戸の学校の畑は、翌年から自分で一区画借り結局6年間やりました。将来有機農家になる事を想定し、畑でさまざまな栽培の仕方を試したり、自家製のボカシ肥料を作ってみたり、色々な実験もしてみました。
畑を始めた頃は、Kさん姉妹やその友達やとなりの畑をやっている人達も巻き込んで、みんなでわいわい楽しくやっていたのですが、年数が経つにつれだんだん畑に来る人が少なくなっていきました。
東京から車で2時間半かけてやっと畑に着いても、誰もいないなんてことも珍しくなくなりました。
昔はあんなに賑やかだったのにな…。
それでもボクは寂しくひとりで黙々と農作業を続けました。
有機農家になる事を夢見ながら…。
そしてそんな時に自然にできたのがこの曲です。

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君のいない畑

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

今日は朝から雨がしとしと降っている
こんな日に畑仕事をするような
物好きはきっとオレくらいなもんさ
あたりに人影はなし
君のいない畑で僕はひとり
ただ草を刈っている
いつか本当の百姓になれたらいいな
そんなことを夢見ながら

今日は太陽がカンカン照りつけている
こんな日に畑仕事をするような
物好きはきっとオレくらいなもんさ
あたりに人影はなし
君のいない畑で僕はひとり
人参の種をまいている
いつか本当の百姓になれたらいいな
そんなことを夢見ながら

時は流れ季節は変り
君は畑を去って行った
昨日畑には初霜が降りたよ
大根が収穫を待ってるよ




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# by muto-farm | 2017-12-11 22:42 | Comments(0)

風に揺れて(北岳賛歌)

登山に夢中になっていた頃、『山と渓谷』という雑誌を愛読していました。
その中に「読者のページ」というコーナーがあり、ある時読者からの投稿で、北岳への想いを綴った詩が載っていました。
そして「どなたかこの詩に曲をつけてくれるとうれしいです」というような事が書かれていました。
とても創作意欲の湧く詩でしたので早速曲をつけて編集部に送ったのですが、掲載される事はなくそのままお蔵入りしてしまったという曲があります。
今回はその曲を紹介してみたいと思います。

北岳は南アルプス最高峰で、日本で2番目に高い山です。そしてボクの最も好きな山のひとつです。
同じアルプスでも、登山者の間では北アルプスの方が圧倒的に人気があるのですが、ボクは好んで南アルプスを歩いていました。景色は地味ですが、うっそうと茂る原生林、深い谷、そしてロープウェイのようなものもなく、人間にまだ汚されていない大自然が豊富に残っていました。
当時のボクは、より人の手の入っていない山、より豊かな深い自然が残っている山を求めて出かけていました。
山に行き大自然に抱かれると心地よさと喜びを感じましたが、あからさまな自然破壊を目のあたりにして心を痛めることもしばしばありました。
「人間と自然がうまく共存することはできないものだろうか」。その頃からそんな事を考えるようになりました。

ある登山ガイドをしている方がこんな事を言っていました。
「自分はこれまでずっと登山をしてきて、山からたくさんの事を学び、たくさんの力と勇気を与えてもらった。今度はそんな山に恩返しをしたいと思った。そして開発により壊されていく山を守りこの山を未来に美しいままで残したいと思った。自分にできる事は何だろう。それは多くの人に自然のすばらしさや大切さを伝えていくことだろうと思った。そしてそれをするために山岳ガイドになった」
ボクはこの話が大好きで「自分も登山者の立場で何かできないだろうか」と考えていましたが、結局大したことは何もできませんでした。

時は流れ、今自分は有機農業をしています。
そして今考えている事、それは「この美しい里山をこれ以上汚さずに未来に残していくためにはどうすればよいか。自然の豊かさや大切さを有機農家としてどのように人々に伝えていくか」という事です。
職業も住む場所も暮らし方も以前とは大きく変りましたが、考えている事はあの頃と同じなんだな、ということに気付きました。
そして自分の有機農業の原点は「山」であり、自分の中では山と有機農業は太い一本の線でしっかりとつながっているんだな。
ふと、そんなことを思いました。

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風に揺れて(北岳賛歌)

作詞 白石恵子  作曲 武藤俊郎

雪がとけたら 夏を告げる
キタダケソウの 花に酔う
そっとこの手で ふれてみたら
白く染まって 風に吹かれ
揺れて揺れて ひとりたたずむ
肩の小屋よ 北岳恋し

空みあげれば 満天の星
きらめき輝く 別世界
明日は草すべり 頂めざそう
同じ夢を 友と誓う
風よ想いよ 伝えておくれ
御池の小屋よ 北岳恋し

朝の光 目ざめる瞬間(とき)
穏やかな顔で 微笑みくれた
今サヨナラの 鐘が鳴る
またいつか これたらいいね
揺れて揺れて 思い出は風に
稜線の小屋よ 北岳恋し




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# by muto-farm | 2017-12-05 22:54 | Comments(0)

権現ボッカの歌

サラリーマン時代はとにかく山が好きで、体力とお金の続く限りほぼ毎週山に行っていました。
都会の暮らしにどうも馴染めず、週末になると逃げるように山へと出かけました。
山に行くととてもホッとしました。そしてここに来ると本当の自分に戻れるような気がしました。
週末だけでなく365日ずっと本当の自分でいたいな。やがてそんな事を思うようになり、田舎暮らしを本気で考えるようになりました。
田舎で生計を立てていくためにはどうすればよいのだろうか。
当時はまだ農業は農家のせがれでなければできないと思い込んでいたので、農業は考えていませんでした。
これだけ山が好きなのだから、山と関われる仕事ができないだろうか。
そして、山小屋の主人、山岳ガイド、山岳ライターなどになる事を夢見ていましたが、やがてどれにもなれそうもないことに気づかされるのでした。
山小屋の仕事に興味を持っていた頃、週末に八ヶ岳のとある山小屋の手伝いをしていた時期がありました。
数ある山小屋の仕事の中で、荷上げが一番好きでした。かなり体力を使いますが、登山のトレーニングにもなりました。
ヘリコプターが降りられない場所にある山小屋には、人力で荷物を上げるしかありません。
背負子に食料などの入った箱をくくりつけ、運び上げるのです。
荷物が多いと、まるで荷物が歩いているかのように見える事から、荷上げの事を歩荷(ボッカ)といいます。
そして、そんなボッカをしている最中に作ったのがこの歌です。

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権現ボッカの歌

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

権現小屋へボッカだぜ
今日は30キロ担ぐぜ
俺もまだ老け込むのは早いから
さあガンガン登るぜ
まだまだバテはしないぜ

権現小屋へボッカだぜ
今日は2回登るぜ
俺もまだ若い奴にゃあ負けらんねえ
さあガンガン登るぜ
まだまだバテはしないぜ

霧の中から小屋が見えてきた
小屋番さんのオカリナが心地よく響く
あと少し頑張れば幸せが待っている
冷たいビールに
大盛チャーハン 大盛焼きそば
あゝ




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# by muto-farm | 2017-12-01 01:18 | Comments(0)

うちは年間60種類くらいの野菜を栽培し、その季節の旬の野菜10種類くらいをセットにしてお客様に定期的にお届けする、というようなスタイルで有機農業をやっております。
うちの野菜セットをとってくださっている方に、こんな風に食べていただけたらうれしいな。
そんなボクの勝手な思いと願望と妄想が、この曲にはたっぷりと込められております(笑)。

実はこの曲の歌詞は、今年の5月に益子のヒジノワで行われた「歌詞をつくるワークショップ~暮らしの唄をつくろう」に参加した時に作ったものです。
メロディーは講師をされたシンガーソングライターの石塚明由子さんのもの。
ワークショップでは、まず最初に歌詞を作る時のポイントをいくつかご説明いただき、そしていよいよ創作開始となりました。。
ただ、ボクは詩を書くのがかなり苦手です。
そして参加者は、凄腕編集者のM田さんをはじめ、そうそうたるメンバー。
ある程度時間がたつと、みんなスラスラと書き始めました。
でもボクは何をテーマに書けばよいのかが決まらず、ひとり白紙のまま。
ふと中学1年の時の苦い経験が頭をよぎりました。
国語の時間に、キーワードをいくつか与えられ、それを使って自由に物語を書くということをやらされました。
そしてクラスでただ一人、一行も書けずに提出した人がいました。そう、それがボクです。
またあの時のようになるのかな、やばいなあ。
でもその時、ひらめいたのでした。自分の視点ではなく他人の視点で書いてみよう。そうだ、野菜を食べてくれている人の視点で。
そして何とか1番だけですが、書き上げる事ができました。中1の時よりは少しは進歩したかな…。

先日、この時参加したメンバーの詩を石塚さんがレコーディングして、CDにしようという企画が持ち上がりました。
それなら最後まで書かなくてはと思い、2番以降を書き足し完成させました。
シンガーソングライターの石塚さんはどのように歌い、そしてどのように仕上がるのか。
今からとても楽しみです。

今回は、まずはボクのヘタクソな演奏でお届けします!

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今日もお料理をつくるのです!

作詞 武藤俊郎  作曲 石塚明由子


どんなお野菜が入ってるのかしら
箱をあける時はいつもワクワク
大地の香りほとばしる命
いとしさつのる野菜達よ
冬が近づいて霜が降る
畑の景色はどんなだろう
農家の暮らしに思いを寄せて
今日もお料理をつくるのです
今日もお料理をつくるのです

ある日農家さんを訪ねてみたわ
山あいの小さな段々畑
草や虫達たくさんの命の中で
逞しく育つ野菜達よ
心癒されるあの風景
ずっといつまでもいつまでも
自然の恵みに感謝をしつつ
今日もお料理をつくるのです
今日もお料理をつくるのです

春が近づいて鳥がさえずる
畑の景色はどんなだろう
里山の息吹を感じながら
今日もお料理をつくるのです
今日もお料理をつくるのです




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# by muto-farm | 2017-11-28 18:40 | Comments(0)

茂木町で有機農業を始める前に、実は1年間ほど茨城県石岡市八郷地区(有機農業のメッカ)で修行の真似事のようなことをしていた時期がありました。
豊かな自然に美しすぎる里山風景、どこまでも続く広い空、そして八郷を見守るかのようにそびえる筑波山。
ボクはサラリーマン時代から八郷が大好きで、会社を辞めたらここで農業を始めるぞ、と思いながらよくうろついたものでした。
八郷で農業をやるための家や畑を探すなら、まずはここに住んでしまった方が早いかも。
そんな風に考え会社を辞めたあと、八郷にあるとある施設で部屋と畑と田んぼを借り、有機農業や農的暮らしを目指す人たちと共同生活をしていました。

3年ほど前になりますが、その時一緒に暮らし一緒に学んだKさんが結婚することになりました。
結婚式に呼ばれ「何か一曲歌ってくれ」と頼まれましたが、その当時のボクの曲は暗い歌詞のものが多く、しかも結婚式にふさわしい曲がないのでどうしたものかと困っていました。
それならいっそ一曲新たに作っちゃおうかという事になり、彼の出会いのエピソードを根掘り葉掘り聞きまくり、それをそのまま歌詞にして前日に書き上げたのがこの曲です。
我ながらよく一日で、しかも仕事の合間の時間で完成できたなと思います。

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チンゲンサイに愛を込めて

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

果てしなく延々と続く草取り
まだまだとてもとても終りそうにない
そろそろ体があちこち痛くなってきた
でも彼の心はなぜかウキウキ
今日は図書館に本を返しに行く日なのさ
そうさ あの人に会える日なのさ
いつも閉館時間に遅れてしまい迷惑かけてるけど
あの人はいやな顔せずに微笑んでくれる

彼は今日もまじめに農作業をやりすぎてしまい
また閉館時間に間に合いそうもない
そうだ おわびにこれを渡そう
愛を込めて育てたチンゲンサイ
今日は図書館に本を返しに行く日なのさ
読みたい本があるわけじゃないけど また借りてしまう
「こないだのチンゲンサイとってもおいしかったわ」と微笑むあの人
それから畑で一緒に過ごすようになったとさ

北風が吹きつけるさみしい畑だったけど
今では二人の笑い声 明るくこだまする
彼は心の中でつぶやくのだった
春が来たんだ 春が来たんだ やっと来たんだ




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# by muto-farm | 2017-11-25 23:39 | Comments(0)

客引きの歌

ただ野菜を作って売るだけではなく、自分の作った野菜が縁で素晴らしい人間関係が広がったら楽しいだろうな。
そんな思いから、今まで色々なマルシェに出店してきました。
飛ぶように野菜が売れ、新しく定期宅配のお客さんになってくれる人とも出会い、なんてこともたま~にありますが、だいたいはそんなにうまくいきません。
雨の日もあれば、寒い日や猛暑の日もあり、お客さんがまばらでヒマでヒマで、ということもよくあります。
いつの頃からか、そんな時はギターを弾きながら店番をするようになりました。
そんな時に自然にできてしまったのがこの曲です。
もしどこかのマルシェでギターを弾いているボクを見かけたら、「ああ、あいつ全然売れてないんだな」と思って野菜を買っていただけると幸いです。
あ、投げ銭はいりませんので(笑)。

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客引きの歌

作詞 武藤俊郎  作曲 武藤俊郎

いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
おいしいお野菜はいかがですか
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
新鮮なお野菜はいかがですか
心を込めて育てました
君に食べてもらいたいから

いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
無農薬のお野菜はいかがですか
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
有機農法のお野菜はいかがですか
とてもこだわって育てました
君に食べてもらいたいから

いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
採れたてのお野菜はいかがですか
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
いらっしゃいませ いらっしゃいませ いらっしゃいませ
武藤農園のお野菜はいかがですか
愛を込めて育てました
君に食べてもらいたいから
君に喜んでもらいたいから
君の笑顔が見たいから




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# by muto-farm | 2017-11-17 20:47 | Comments(0)

練習中

はじめまして。
武藤農園の武藤俊郎と申します。
東京でのサラリーマン生活に別れを告げ、2008年に栃木県茂木町で有機農業を始めました。
無農薬で育てた旬のお野菜をセットにして、お客様にお届けしております。
どうぞよろしくお願いします。

さて、この度新しいブログ「武藤農園~畑の歌~(ヘタなギターと歌のページ)」を立ち上げることとなりました。
ボクのオリジナルの歌を、ヘタなギターと歌で紹介していきたいと思います。
まあ、笑ってやってください。
どうぞお楽しみに!!





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# by muto-farm | 2017-11-13 07:00 | Comments(0)